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腸だけじゃない、肌の育菌

腸だけじゃない、肌の育菌

昨今、世の中の「健康志向の高まり」とともに、「腸活」や「育菌」というワードを耳にする回数が増えた方も多いのではないでしょうか。免疫ケアや睡眠改善を目的とした乳酸菌飲料も、さまざまな場所で販売されるようになり、一時は人気のあまり品切れが続出したことも、まだ記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。
「菌を育む」といえば「腸活」をイメージする方も多いと思いますが、実は腸だけではありません。顔表面、つまり「肌の育菌」をみなさんはご存じでしょうか。
今回は、ゴリラコスメティクスのコンセプトでもある「肌の育菌」について、分かりやすく徹底解説します。


■「育菌とは」

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※GORILLA COSMETICS × GORILLA CLINIC美容スキルアップウェビナーより参照

はじめに、「育菌」とはどういうものなのかを、腸活を例に解説します。

人間の体には数百種類、数兆個の常在菌が生息しています。なかでも腸内に存在する腸内菌の代表例として、乳酸菌やビフィズス菌などがあります。

これらを含む腸内菌全体の生息バランスを整え、「善玉菌が多い」環境を作っていくことを「育菌」といいます。

■肌の常在菌

肌の育菌とは、「腸活」と同様に、肌の常在菌の生息バランスを整え、「善玉菌が多い環境」を作っていくことです。つまり、健康な肌にしていくための土台作りともいえます。



また、肌の育菌において重要なのは、善玉菌が弱酸性の環境で活発に働くため、肌を弱酸性に保つことです。


ヒトの肌には1兆個以上の皮膚常在菌が存在しており、ゴリラコスメティクスはその皮膚常在菌の中でも、3種類の菌とそのバランスに着目しました。

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1.表皮ブドウ球菌

「善玉菌」や「美肌菌」と呼ばれ、弱酸性の環境で活発に働く菌です。

皮脂や汗をエサにして、グリセリン成分、抗菌成分、酸性成分を分泌し、肌を弱酸性に保つ働きをします。一方で、加齢や男性特有の生活習慣(ヒゲ剃りなど)、ストレス、過労などによって減少しやすい菌でもあります。

2.アクネ菌

アクネ菌は「日和見菌」に分類され、肌の環境によって働きが変化します。



実は、アクネ菌が存在していること自体は問題ではありません。皮脂量のバランスが整った健康な肌状態では、表皮ブドウ球菌と同様に、肌を弱酸性に保つ働きをします。



しかし、皮脂の分泌が過剰になると毛穴が詰まり、酸素が届きにくくなります。酸素が不足した毛穴内ではアクネ菌が過剰に増殖し、ニキビや肌トラブルの原因となる働きをするようになります。


3.黄色ブドウ球菌

「悪玉菌」と呼ばれる、病原性の高い菌です。


黄色ブドウ球菌が増殖すると、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因となります。皮脂や汗をエサに増え、肌環境を弱酸性からアルカリ性に傾ける働きをします。また、過剰に増殖することで炎症を引き起こします。


このように、皮膚常在菌の多くは皮脂や汗をエサにしていますが、皮脂は肌のバリア機能を維持するうえで欠かせない存在でもあります。



皮脂が過不足なく分泌され、肌が弱酸性に保たれている状態こそが、「肌の育菌」につながります。


■「肌の育菌」を行うプロバイオティクス成分

プロバイオティクス成分とは、乳酸菌やビフィズス菌などの「善玉菌」由来の成分を指します。肌の常在菌バランスを整え、バリア機能の強化、保湿、炎症抑制、免疫力向上などを目的として化粧品に配合されます。


これらの成分は、菌そのものではなく、培養液(発酵液)や菌の代謝物(アミノ酸、乳酸、多糖類など)で構成されており、皮膚常在菌の生息や増殖に良い影響を与えます。



【化粧品に配合されるプロバイオティクス成分】

1.エンテロコッカスフェカリス ※ゴリラコスメティクス全製品に配合

 主な作用:整肌、保湿、肌環境サポート

2.ビフィズス菌培培養溶解質

 主な作用:肌修復、バリア機能強化

3.ラクトバチルス(乳酸桿菌)

 主な作用:抗炎症、保湿

これらの成分が、肌の善玉菌の“種”として化粧品に使用されるプロバイオティクス成分です。


■育菌は一日にしてならず

前述のような善玉菌を、スキンケアや食生活の改善によって増やしていくことを「育菌」といいます。


善玉菌を増やすことは、肌を健康な状態へ導くことにつながります。皮脂トラブルやニキビ、赤みなど、複合的に発生する肌悩みを改善するための近道でもあります。



ただし、「育菌は一日にしてならず」。

育菌を始めてから肌の常在菌バランスが整うまでには、約3か月ほどかかるといわれています。


少しずつ肌本来の力が引き出されていくため、劇的な変化を感じにくい場合もあるかもしれません。

「そういえば、ここしばらく肌荒れを起こしていないかも」

そんな日常の小さな気づきがあれば、それは育菌の効果といえるでしょう。



育菌も含め、スキンケアは毎日基礎を続けることが大切です。

スキンケアを通して、自分の肌とゆっくり向き合っていきましょう。